2020年度

第119回

「文化人類学を自然化する」

・日時:2021年3月21日(日)13:00~18:00

・オンライン開催(zoom)

・参加方法:3/19(金)までに下記までお申し込み下さい。

3/20(土)正午までにご案内をお送りします。

(申し込みフォーム)https://forms.gle/dnQQTvBhdvQm3j4f9

※3/20以降のお申し込みは直接c.anthro.workshop.info@gmail.comまでお願いいたします。

・概要

国立民族学博物館の共同研究「文化人類学を自然化する」の成果発表の一環として開催いたします。

この研究会は、哲学の自然主義の流れに触発されながら、 ダーウィン的企図のもと文化人類学を書き換えることを

目標として2017年に組織されました。メンバーは新旧10名の人類学者(霊長類学者を含む)と、 自然主義の哲学者、

社会心理学者です。 このカンファレンスで4年間の議論の成果を発表いたします。

・発表者

第1部 基礎編(13:00-15:15)

1.山田一憲(大阪大学)

「ニホンザル集団における寛容性の地域間変異」

2.高田 明(京都大学)

「他者と同じように行為すること」

3.中川 敏(大阪大学名誉教授)

「記号の進化論:アフォーダンスからフェティッシュへ」

4.飯田 卓(国立民族学博物館)

「探索と推論の限界心理学 :アフォーダンス理論と関連性理論の架橋」

5.中村 潔(新潟大学)

「メタファーの使用と濫用」

コメント:唐沢かおり(東京大学)

第2部 応用編(15:30-18:00)

1.浜本 満(九州大学・一橋大学名誉教授)

「ヒトにおける技の複製:模倣から物語へ」

2.松尾瑞穂(国立民族学博物館)

「脱魔術化の見果てぬ夢:インドにおける呪術禁止法と信念の腑分け」

3.中空 萌(広島大学)

「ガンジス川が「法人」になるとき:「時代の感受性」とインスクリプション」

4.菅原和孝(京都大学名誉教授)

「狩猟採集民のできごと語りを組織する内的連鎖は因果なのか?」

コメント:戸田山和久(名古屋大学)

*質疑応答はSlackにて受付(参加申込者に後日案内いたします)

*当初予定されていた中川理発表はキャンセルとなりました。

第118回

「ビジネス・エスノグラフィーの最前線」

主催:国際ファッション専門職大学・現代ファッション特別セミナー

・日時:2021年1月13日(水)18:00~20:00

・オンライン(zoom)開催

・発表:小田亮(元首都大学東京教授)

「スマイルズという会社の人類学—システムの中のコモン・ネットワーク」

・コメンテーター:比嘉夏子(北陸先端科学技術大学院大学)

・司会:田中雅一(国際ファッション専門職大学 )

共催:国際ファッション専門職大学 基幹共同研究「コンタクトゾーンとしての現代ファッション」

現代人類学研究会

*参加方法:1/12(火)までに、下記までお申し込み下さい。事前にZoomのURLをお知らせいたします。

(申し込みフォーム) https://forms.gle/Bar579oZDFNJj9rL9

・問合わせ:niwa.tomoko@piif.ac.jp (国際ファッション専門職大学・担当:丹羽)

【小田亮氏・プロフィール】

専門は社会人類学、アフリカや沖縄の民族誌的研究。最近は〈コモン〉論をテーマとしたアクチュアル人類学を立ち上げることに取り組んでいる。著書に、『構造主義のパラドクス 野生の形而上学のために』 (勁草書房)、 『構造人類学のフィールド』(世界思想社)、 『性 (一語の辞典)』(三省堂)、『レヴィ=ストロース入門』(ちくま新書)など。

【比嘉夏子氏・プロフィール】

ポリネシア/トンガでフィールドワークを行う。近年は企業等の各種リサーチや共同研究プロジェクトにも携わり、多くの人々に拓かれた社会の実現を実践的に目指す。著書に『地道に取り組むイノべーション 人類学者と制度経済学者がみた現場』(共著、ナカニシヤ出版)、『贈与とふるまいの人類学 トンガ王国の〈経済〉実践』(京都大学学術出版会)など。